液晶の半分は点灯するが、半分が消えてしまうという珍しい症状で入庫しました。
テスト用のバックライトをつけても同じ症状。原因はインバータの不良でした。
一体型デスクトップPCである「NEC VALUESTAR SR VR700/EG」の液晶画面が真っ暗なため、バックライト交換は可能かどうかの問い合わせが入りました。
この質問はヤフーオークション経由で入ったのですが、申し訳ないことにその後すぐにオークションが終了してしまったためにご回答できませんでした。この場を借りてお礼を申し上げると共に、回答としたいと思います。
一体型パソコンのバックライト交換も弊社で行うことは可能です。
ただ、一体型となると分解に時間がかかりますので交換料金をノートパソコン適用の12,600円(部品代・税込み)ではなく15,750円(部品代・税込み)に変更させていただきたいと思います。ご理解をお願いします。
NEC、富士通であれば、部品も取り寄せることができますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
2009年12月22日
一体型パソコンのバックライト交換ですが、部品の供給が不安定になったため、打ち切ることとなりました。
修理をご希望のお客様には大変ご迷惑をおかけしましたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
ワイド型液晶パネルを採用したNECのPC-LL550GDが入庫しました。
ワイド型パネルは最近の主流ですが、修理品でお預かりすることはこれまでほとんどありませんでした。このへんのパソコンも壊れる時期になってきたのですね。
今回の主原因はインバータでした。さくっと交換してしまいます。
この通り!きれいに修理が完了し、まだまだ使うことができるようになりました。
ツꀀ
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実は先日まで、ぱったりと液晶バックライト交換が入ってこなかったので、おかしいなと思っていたのですが、最近になって今度は急に数が増え始めました。不思議・・・。
そして共通して気になる点が・・・。どれもこれも、ご自分で交換を試されたような跡があるのです。天板のパネルが妙に傷ついていたり、ネジが完全に止まっていなかったり。
ネットを巡回してみると、その理由がわかりました。どうやら「バックライトは安く自分で交換できる!」という情報が数ヶ月前に流行ったみたいですね。その情報をもとに交換を試された方が増えたのでしょう。
いやぁ、ネットの情報伝達力は恐ろしいと感心しました。
ではなぜ、今頃になってその反動がきているのかというと・・・皆さん、失敗されたからなんです。
そのサイトでは「簡単に交換できる」という説明書きでした。確かに簡単と言えば簡単かもしれません。でもそれは車のオイル交換なんて簡単にできるよ、ということと変わりません。車をジャッキアップし、ドレンボルトを外して古いオイルを出します。またドレンボルトを締めて上からオイルを入れ、ゲージで量を確認して完了です。言葉にしてみると簡単ですね。
しかし、その簡単に見える作業の中にこそ、たくさんのノウハウが詰まっているものなのです。無責任に「簡単に」などと書かれるのは心外です。
ご自分ですることを否定したりはしませんが、液晶パネルの破損、ケーブルの切断、埃の混入など様々なリスクを伴います。確かに部品は安いものです。その交換のために、何十倍もの価値のある本体を壊してしまっては、それこそ本末転倒ではないでしょうか。