PC-LL550GD

ワイド型液晶パネルを採用したNECのPC-LL550GDが入庫しました。
ワイド型パネルは最近の主流ですが、修理品でお預かりすることはこれまでほとんどありませんでした。このへんのパソコンも壊れる時期になってきたのですね。

インバータ
インバータ

今回の主原因はインバータでした。さくっと交換してしまいます。

修理完了後
修理完了後

この通り!きれいに修理が完了し、まだまだ使うことができるようになりました。

ツꀀ

修理のご依頼はこちらからどうぞ!

USBメモリエラーチェックツール

不揮発性フラッシュメモリであるUSBメモリはHDDと異なり、書き込めなくなるセクタが発生する場合があります。HDDにもセクタエラーを点検するツールがありますが、これはUSB版です。

リンク先ページより「Check Flash」をダウンロードします。

画面

「Read stability test」ツꀀ:読み込みテストのみを行うので、データは保持されます。
「Write and read test」:書き込みテストを行うので、現在保持されているデータが消えます。
「Save image」:USBメモリ全体をイメージファイル化します。
「Load image」:イメージ化したファイルをリストアします。

おまけに読み書き速度も測定できますね。
このPicoDriveは速度が遅いです・・・

注意点

「Write and read test」では書き込みテストを行うので、現在保持されているデータが消えます。

大切なデータが入っている状態で、「Write and read test」さえ実行しなければ、エラーチェックに最適なツールです。

最近のバックライト交換事情

バックライト
バックライト

実は先日まで、ぱったりと液晶バックライト交換が入ってこなかったので、おかしいなと思っていたのですが、最近になって今度は急に数が増え始めました。不思議・・・。

そして共通して気になる点が・・・。どれもこれも、ご自分で交換を試されたような跡があるのです。天板のパネルが妙に傷ついていたり、ネジが完全に止まっていなかったり。

ネットを巡回してみると、その理由がわかりました。どうやら「バックライトは安く自分で交換できる!」という情報が数ヶ月前に流行ったみたいですね。その情報をもとに交換を試された方が増えたのでしょう。

いやぁ、ネットの情報伝達力は恐ろしいと感心しました。

ではなぜ、今頃になってその反動がきているのかというと・・・皆さん、失敗されたからなんです。

そのサイトでは「簡単に交換できる」という説明書きでした。確かに簡単と言えば簡単かもしれません。でもそれは車のオイル交換なんて簡単にできるよ、ということと変わりません。車をジャッキアップし、ドレンボルトを外して古いオイルを出します。またドレンボルトを締めて上からオイルを入れ、ゲージで量を確認して完了です。言葉にしてみると簡単ですね。

しかし、その簡単に見える作業の中にこそ、たくさんのノウハウが詰まっているものなのです。無責任に「簡単に」などと書かれるのは心外です。

ご自分ですることを否定したりはしませんが、液晶パネルの破損、ケーブルの切断、埃の混入など様々なリスクを伴います。確かに部品は安いものです。その交換のために、何十倍もの価値のある本体を壊してしまっては、それこそ本末転倒ではないでしょうか。

煙草の危険性

修理が完了したパソコンは、組み直した後に全体磨きを行います。せっかくお預かりしたパソコンですから、きちんと直して、さらにきれいになったパソコンで快適に使用していただくためです。

しかし、煙草を吸われる方のパソコンは

こんな具合に、ヤニがびっしりとこびりついてしまっています。

今回は液晶画面の写真だけを掲載しましたが、パソコンを分解して中を開いていくとヤニで染まった埃がみっしりと詰まっていた例もありました。

最悪、ヤニで固着した冷却ファンなんてものも・・・

煙草の吸いすぎは身体はもちろんのこと、パソコンにとってもよくないようです。